老後2,000万円問題や止まらぬ物価上昇を受け、お金を効率よく増やすために株式投資を始めたいと考える人は増えています。
とはいえ「投資の知識がなくて、何から始めるべきか分からない…」と不安に感じ、なかなかスタートできない人も多いはず。
そこで今回は投資の知識ゼロの方でも自信を持って始められるよう、本当に必要な情報だけを解説していきます。
この記事を読めば、投資初心者のあなたも株で利益を狙えるワン!
株式投資で失敗を避けるには「正しい勉強」が大切
株式投資は何となく始めたところで、利益がドンと生まれるほど甘くはありません。
実際に株で利益を出している人の共通点には、「正しい勉強法で知識を取り入れていること」が挙げられます。
STEP1:株式投資の概要やリスクを勉強する
· 株式投資について学ぶ
· 株価について学ぶ
· リスクとリターンの関係性を知る
以降のステップに書かれた内容を理解するためにも、絶対に押さえておきたい項目となっています。
①株式投資について学ぶ
株式投資とは、企業の株式を取得することで企業が得た利益を分けてもらったり、株価の値上がりによって売却益を得られる投資です。
企業が利益を出すことで、その一部を所有する自分にも利益として返ってくるのが株式投資の醍醐味と言えますね。
②株価について学ぶ
株式投資を行う場合、株価について理解していないと売買のタイミングを逃す可能性が高まります。
とはいえ株価は需要と供給のバランスさえ理解すれば、読み取りはそれほど難しくありません。
③リスクとリターンの関係性を知る
株式投資に対して「怖い」「危ない」という印象を持つ人は多いですが、正しいリスクを知っていれば安心して取引できます。
実際にFXや仮想通貨は短期決戦のギャンブル色が強い一方、株式投資は中長期的な利益を狙えるのが特徴ですね。
STEP2:投資に必要な証券口座を勉強する
株式投資を始める際に開設が必要な、証券口座について知りたい方におすすめなのが以下の3点です。
· ネット証券を選ぶ
· 口座開設の流れを掴む
①ネット証券を選ぶ
国内には数多くの証券会社が存在しますが、株式投資をするならば断然ネット証券を利用するのが便利です。
手数料のお得さや利便性の高さ、ネットで気軽に株式投資を始められるなど、数多くのメリットがあります。
とはいえ各社の提供サービスや取扱銘柄などは違うため、自分の投資スタイルに合った最適な証券会社を見つけるのが大切です。
株取引や投資を始めるにあたって、証券会社選びは非常に重要です。
②口座開設の流れを掴む
証券口座の口座開設と聞くと手間がかかりそうなイメージを持ちがちですが、誰でもサクッと作れます。
ネット証券であれば、画面に表示された通りに手続きを進めていくだけのカンタン作業です。
STEP3:配当金や株主優待を勉強する
株式投資をする上で気になる配当金や株主優待について知りたい方におすすめなのが、以下の3点です。
· 配当金について学ぶ
· 株主優待について学ぶ
· おすすめの株主優待を知る
①配当金について学ぶ
配当金とは、企業が利益のうちの一定割合を投資家に分配することで、不労所得がほしい方なら特に必見です。
預貯金以上の利回りを狙えるなど大きなメリットがありますが、配当金が減るなどのリスクも疎かにはできません。
②株主優待について学ぶ
株主優待とは企業が株主に対し、自社サービスや商品といった優待品をプレゼントすることです。
とはいえ株主優待だけを目当てに投資するのはリスクがあり、あらかじめ確認しておくべき項目もあります。
③おすすめの株主優待を知る
株主優待の中身としては自社製品からカタログギフトまで、さまざまな商品が提供されています。
STEP4:株式市場や注文方法を勉強する
株式投資で重要な役割を持っている株式市場や株式の注文方法について知りたい方におすすめなのが、以下の3点です。
· 上場について学ぶ
· 株式市場について学ぶ
· 株式の注文方法を知る
①上場について学ぶ
ニュースなどで上場という言葉を聞いても、具体的な意味まで答えられる人はごく少数です。
経済ニュースを見ていれば、上場やIPOという言葉を耳にする機会も多いでしょう。
とはいえ「名前しか知らない…」「自分とは縁が遠いものでは?」と、意味まではなかなか理解できていないはず。
· 上場とは株式を証券取引所で自由に売買可能にする
· 上場すると
· 上場には多大な労力やコストがかかる
結論から言うと、上場とは誰でも取引所で株式を売買できる状態にすること
②株式市場について学ぶ
日本にある株式市場は以下の4つが存在します。
· 東京証券取引所(東証)
· 名古屋証券取引所(名証)
· 札幌証券取引所(札証)
· 福岡証券取引所(福証)
日本の株式市場の取引時間
日本における株式市場の取引時間は、基本的に「東証」と東証以外の「名証/札証/福証」で異なります。
時間は違うものの、どちらも平日の午前と午後に開かれており、下記のような名称で呼ばれるので覚えておきましょう。
· 前場(ぜんば)
· →午前に行われる売買や取引時間のこと
· 後場(ごば)
· →午後に行われる売買や取引時間のこと
· 東証の取引時
· 前場:9:00から11:30まで(平日)
· 後場:12:30から15:00まで(平日)
名古屋/札幌/福岡にある証券取引所の取引時間は以下の通りです。
· 名証/札証/福証の取引時間
· 前場:9:00から11:30まで(平日)
· 後場:12:30から15:30まで(平日)
③株式の注文方法を知る
株式の注文方法としては、「指値注文」と「成行注文」があります。
それぞれの特徴について理解していないと、思わぬリスクを背負ってしまうかもしれません。
指値注文と成行注文の違いを早く知りたい方に向けて、まずは早見表から紹介していきます。
より安心な売買がしたい初心者目線としては、金銭面を踏まえて「指値注文」を選ぶのがおすすめです。
STEP5:株式投資のスタイルや株価指標を勉強する
株式投資で重要となる相場分析のスタイルや、投資の判断基準について知りたい方におすすめなのが、以下の3点です。
· 投資スタイルを見つける
· 株価指標について学ぶ
· ローソク足について学ぶ
①投資スタイルを見つける
「株式投資を行う=1人の投資家になった」と言えるため、まずは自分なりの投資スタイルに出会う必要があります。
大きく「テクニカル分析」と「ファンダメンタルズ分析」の2タイプがありますが、正直何のことだかサッパリですよね。
②株価指標について学ぶ
できるだけ安い株価で株式を購入し、高い株価の時に売るためにも株価指標は大きな判断基準となります。
株価指標は企業の価値を表すものや、株価について示したものなど重要なものばかり。
③ローソク足について学ぶ
ローソク足とは1本で一定期間における株価の値動きを表したもので、相場の状態が読み取れる貴重な情報源です。
何本もローソクを並べたチャート図で表されるのですが
STEP6:【節税対策】NISAやiDeCoの仕組みを勉強する
株式投資において賢く節税する方法を知りたい方におすすめしたいのが、以下の3点です。
· NISAとつみたてNISAの違いを知る
· iDeCoについて学ぶ
· 使うべき制度を見つける
①NISAとつみたてNISAの違いを知る
少額からの投資を行う人向けの非課税制度に「NISA」と「つみたてNISA」があるため、どちらにすべきか迷いがちです。
結論として、つみたてNISAは投資信託用なので、株式投資をするならばNISAを利用するのが良いでしょう。
②iDeCoについて学ぶ
iDeCoとは自ら掛金を決めつつ資産運用する私的年金制度で、老後の資金づくりに役立つ制度となっています。
原則60歳までお金を引き出せない一方、掛金全額が所得控除になるなど利用するメリットは盛りだくさん。
③使うべき制度を見つける
NISAとiDeCoのどちらを使えば良いか迷う人は多くいますが、株式投資に対応している点ではNISAがおすすめです。
とはいえNISAはiDeCoと併用できるため、資金に余裕があればiDeCoで投資信託を運用するのも良いでしょう。
株初心者の勉強でよくある質問5選
· 株式投資は何歳から始められる?
· 株の勉強をするメリットは?
· 株式投資で成功する仕方は?
· 株の勉強は意味ないって本当?
· 株初心者はいくらから始めればいい?
①株式投資は何歳から始められる?
結論として、株式投資を始めるのに年齢制限はありません。
学生など未成年の方であれば、未成年口座を開くことで国内株を取引できます。
②株の勉強をするメリットは?
株の勉強をするメリットはズバリ、最短で安定して利益が出せる状態を作れるからです。
勉強することなく闇雲に投資すれば、ムダな損失を生み出す可能性もあります。
③株式投資で成功する仕方は?
株式投資の成功を引き寄せるために重要なのが、投資の目的を明確にすることです。
何も考えずに投資を始めれば、後になって「思ったほど資産が増えなかった…」と後悔する可能性も。
投資の目標設定としてまず意識したいのが、以下のように「何のために株を始めるのか」です。
· 数年後の結婚に備えて資金を準備したい
· →分析手法を活用しつつ成長性の高そうな企業に投資
· 老後に向けて早めに資産形成を始めたい
· →iDeCoを活用しつつ長期的に利益を生みそうな企業に投資
運用目標が明確になれば資産運用へのモチベーションも高まり、投資への一歩を踏み出しやすくなりますよ。
④株の勉強は意味ないって本当?
「株を勉強しても意味ない」という意見もありますが、株式投資をする上で勉強することは避けて通れません。
株の勉強が意味ないと言われる背景には、以下のような意味合いが込められています。
· 勉強しても100%利益が出るようにはならない
· →未来の株価は完全に予測できないから
· 勉強だけして投資しないのはもったいない
· →実際に投資するのも勉強の一環だから
投資では習熟度や手法によって学ぶべき対象が変わるため、自分に合わない間違った勉強をするのは危険です。
⑤株初心者はいくらから始めればいい?
株初心者であれば、まずは数千円から数万円の少額投資からスタートするのがおすすめです。
少額投資の方法として覚えておきたいのが、以下の2つ。
· 1株500円以下の銘柄を買う
· 単元未満株(1株単位)を買う
国内株の購入時は基本的に100株単位の取引となるため、高額になりがちなのがネックです。
なるべく安価な銘柄や、1株単位で取引できる単元未満株を狙えば、少額で株式投資を始められますよ。
株で利益を出すには多くの知識が必要ですが、今回紹介した記事を読み込むだけでも失敗する確率をグッと減らせます。
豊かな将来の暮らしを手に入れるためにも、興味のある情報から学びつつ、株式投資でお金を増やしていきましょう。